【草花タネ】金魚草の育て方
タネまき
発芽適温は15~20℃で、8~9月が種のまき時です。非常に微細な好光性種子なので、ピートバンや清潔な土を入れた育苗箱を用いて床まきし、覆土はしません。発芽まで7日程かかります。
まき方
育苗箱に種をばらまきし、室内の窓辺などで発芽させます。温度が高くなりすぎないよう、涼しい場所で管理するのがポイントです。上から勢いよく水を与えると種が地中に潜ってしまうため、受け皿に水を張り、底から水を吸わせるようにしましょう。発芽後、何回かに分けて間引きし、苗が徒長するのを防ぎます。本葉2~3枚でポットに移植し、しっかりした苗に育てます。本葉4~6枚で15~20cm間隔に定植します。
肥料
酸性土を嫌うため、定植の2週間程前に石灰を施して中和しておきます。多肥では株が軟弱に育ち病虫害が発生しやすくなるので注意します。花期は生育を見ながら薄めた液肥を与えましょう。
水やり
種まきから育苗中は乾かさないように注意しますが、その後は乾燥気味に管理します。
病害虫
育苗中に立枯病が発生しやすいため、新しい清潔な土を使うようにします。また、多湿では病気が発生しやすいため、水はけと風通しを良くします。アブラムシが付きやすいため、オルトラン粒剤で防除しておくと良いでしょう。
その他
定植は寒くなるまでに行い、根がよく張るようにしましょう。耐寒性の強い植物ですが、霜よけをすると安全です。寒冷地では春まきができます。
キーワード:金魚草/きんぎょそう/キンギョソウ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)