【野菜】かぼちゃの育て方
栄養満点!メインディッシュから甘いお菓子まで色々使える優れもの。 果菜類の中では育てやすいので初心者の方にもおすすめです。
タネまき
9~12cmポットに数粒タネまきします。発芽適温は25~28℃と高いのでしっかり保温・加温します。発芽後は本葉が1枚開く頃までに 1本立ちにして定植まで育苗します。
畑づくり・定植
定植の2週間以上前から畑づくりを始めます。多肥は過繁茂の原因となります。肥沃な畑では肥料は少なめにします。遅霜に当たらないように、藤の花が咲く頃を目安に定植します。タネまきから定植までは30日が目安です。スムーズに活着させる為に畑づくりの後はマルチを張って地温を上げておき、 晴れた午前中に定植します。 整枝
品種によって整枝方法を変えます。日本かぼちゃと西洋かぼちゃに 大きく分類されます。
①西洋かぼちゃ
②日本かぼちゃ(バターナッツも)
人工受粉
基本的にはハチが自然に交配してくれますが、確実に着果させたい場合は人工受粉を行います。当日開花した雄花と雌花を選んで作業します。人工受粉の前日に蕾の状態の花にタグなどで印をつけておき、それを目印に翌日開花しているものを選びます。雄花・雌花それぞれの花弁を除き、雄花の葯を雌花の柱頭につけて 受粉させます。
追肥・その他管理
着果した果実がこぶし大になった頃につる先直下の地面に化成肥料を 1㎡あたり30g施します。 生育後半にうどん粉病等で葉が枯れあがり、果実に直接直射日光が 当たるようになると日焼けやひび割れの原因になり、 貯蔵中に腐りやすくなります。 その場合は果実に新聞紙をかけるなどして日焼け対策をします。収穫
西洋かぼちゃは若穫りや収穫遅れは避け、果梗部が果実付近までコルク化したものを収穫します。
粉質が強い品種は獲りたてはホクホク感が強い一方で甘みは少ないです。収穫した果実を風通しが良く、日陰でなるべく涼しい場所に1~2週間程度おくとホクホク感は弱くなる代わりに甘味が増します。日本かぼちゃは若獲りが基本で皮の表面のツヤが無くなり、 白い粉が付く頃に収穫します。
キーワード:南瓜/かぼちゃ/カボチャ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)