2023.10.17 香りも楽しめる花木たち
朝の通勤路で、どこからともなくいい香りがしてきて
「あぁ、もうそんな季節なんだなぁ~」と感じているNの局です。
その香りの主は金木犀(キンモクセイ)。
視覚からではなく嗅覚からの情報でその存在に気付く植物だと思います。
実際、通勤途中の金木犀も道沿いにはなくて、香りを感じた付近でキョロキョロ探してみると
通りを少し曲がったところに植わっていました。
…と、金木犀が見頃、香り頃の今日この頃、検索魔がまた金木犀について色々ネットで
検索していると出てきたのが
【三大香木】
という言葉。
「そりゃ~こんなにいい香りだからその1つに数えられるのも納得だわ~」
などと思いながら他の2つを見ていると、誰が決めたのかわかりませんが
開花期が異なる植物から選ばれていたので思わず選者に拍手!
そのラインナップは
●春に咲く沈丁花(ジンチョウゲ)
●夏に咲く梔子(クチナシ)
●秋に咲く金木犀(キンモクセイ)
これに冬に咲く蝋梅(ロウバイ)を加えて四大香木ということもあるとか。
全部植えたら年中いい香りがして素敵でしょうね。
残念ながら我が家の庭にはその余裕はありませんが…。
もし植えるとしたらどれがいいかなぁ~。
今秋、大和農園ではこの4品目を全て販売しています。
珍しい品種や一石二鳥の品種もあるのでおすすめポイントと共にご紹介します。
まずは、春に咲く沈丁花から。
★沈丁花・エターナルフレグランス
カタログ未掲載(大和友の会の会報誌から販売を始めました)で今秋の新発売品種のこちらは、イギリスで30年かけて育種されたとか。香水のような強い香りが特徴。エターナルフレグランス(永遠の香り)だなんて、品種名にもその自信がうかがえますね。
環境によっては秋頃にもぽつぽつと花を付けることがあるようです。
秋にも咲いたらラッキーですね。
個人的にいいなぁ~と思う点は、全体像の写真からもわかる通りコンパクトにまとまるところです。
★黄花沈丁花
沈丁花の花の色のイメージとは異なる花色が特徴。初めて見た時は
「沈丁花にこんな色の品種もあるんだ」
と驚いた記憶があります。
珍しい品種を育ててみたい方、いかがでしょうか。
★覆輪沈丁花
花はお馴染みの沈丁花らしい花色ですが、こちらの品種の特徴はその葉!
葉に黄色の覆輪が入っています。
常緑樹の沈丁花、こんなおしゃれな葉だと花のない時期も楽しめますね。
次は夏に咲くクチナシ。
★実成りクチナシ
実は大和農園のカタログではこの品種は【花木】ではなく【有用植物】のページに掲載しています。
ここが関西のおばちゃんNの局も大好きな一石二鳥ポイント!
花が美しく香りがよいだけでなく、乾燥させたクチナシの実は黄色の着色料としても使えるんです!
昔から栗きんとんやたくあんの色付けなどにも使われてきた馴染み深い天然の着色料です。
さて、この記事のきっかけになった秋に咲く金木犀。
★四季咲金木犀
こちらの金木犀はその名の通り、秋だけじゃなく春にも咲くのが嬉しい品種です。
そして、写真からもおわかりのように普通の金木犀はオレンジ色なのに対してこちらの品種は
花が黄色という特徴もあります。
さらに成長がゆるやかでコンパクトに育つというからありがたいです。
三大に追加された感じですが、四大目の冬に咲くロウバイもご紹介。
★ロウバイ・尾鈴
こちらは今秋新発売した品種です。
冬に咲く黄色のロウバイといえば素心ロウバイや満月ロウバイが有名ですが、
こちら尾鈴の特徴は有名な素心ロウバイよりも花色が濃く鮮やかな黄色ということ。
個人的にもロウバイの名の通り、蝋細工のように艶やかな花弁の花が大好きなのですが
よく見かけるロウバイよりももっと鮮やかな黄色って…興味津々です。
品種の特徴を見ていくと絞り込むどころかどれも欲しくなってしまいました。
Nの局的には好きな香りの順番はロウバイ、クチナシ、金木犀、沈丁花の順。
皆さんはいかがですか?同じ品目でも品種によって香りが異なるので育てて香りを比べてみるのも楽しいかも!