2023.06.21 つる植物の女王!クレマチス
夏至ですね。暑い!
園芸的には草抜きと水やりが大変になってくる季節ですね。
我が家の庭はオリエンタル系のユリの開花が始まって、豪華な花と豊かな香りを楽しんでおります。
さて、「秋カタログ2023」が発行されたので、カタログの巻頭特集のことを
書こう書こうと思いながらもう半月以上が経ってしまいました。
やっと1つ目の特集、
「バラを引き立てる草花」
について、書きたいと思います。
花の女王であるバラの近くに植えることでお互いをより引き立て合う花々を集めた特集です。
球根・多年草・草花タネなど様々なカテゴリの花をご紹介している中でもNの局イチオシの品目はこちら!
★クレマチス
です。
バラとクレマチスの組み合わせの一例
バラもクレマチスも、花の形や色のバリエーションが豊富なので、
その組み合わせ方は好みに合わせて無限に広がりそうですね。
子供の頃、実家の庭にあって母親が「テッセン」と呼んでいたのは、
今秋に販売しているクレマチスの中では【穂高】に似た紫の大きな花でした。
★クレマチス・穂高
ちなみに、【テッセン】というのは、実はクレマチスの中でもこちらの花の品種名なんです。
★クレマチス・テッセン
とはいえ、ネットで「テッセン」と検索すると様々なクレマチスの画像が。多くの方の認識として
クレマチス≒テッセン
なんですね。
木質化した細くて丈夫な茎が鉄線のようなところが「テッセン」という名前の由来になったとか。
色々な分け方をされていますがクレマチスという大きなグループの中に
テッセングループやカザグルマグループが存在しているというイメージです。
いつも書いている通り、Nの局は華やかな品種を好む傾向にあるので、自分で植えているのは
★クレマチス・大河
と
★クレマチス・レディ キョウコ
そして、珍しい品種も好む傾向にあるので、平らにパッと開いた花型のクレマチスが多い中で、
チューリップ型の花が特徴的でハッキリした花色も素敵なこの品種も。
★クレマチス・プリンセスダイアナ
カーポートの壁に自由に這わせているので
大河とプリンセスダイアナは一体化しているし…
レディ キョウコは伸び伸びと広がりまくっているし…
丈夫さを実感しております。
高い位置にも咲いている花は人の目にもよく留まるようで、家族の話では先日通りすがりのおばあちゃんが
「それはトケイソウですか?近くで見ていいですか?」
と、聞いてきたとか。
確かに、ちょっと離れたところから見たら大河などはトケイソウに見えるかも。
ちなみに、これがトケイソウ。
品種がいっぱいあり、花の見た目も様々ですが、品種によっては耐寒性が弱いものもあります。
別名「クダモノトケイソウ」といわれるパッションフルーツもトケイソウの仲間で、耐寒性が弱い品種です。
その点クレマチスはトケイソウよりも耐寒性が強いものが多いので安心!
え?トケイソウの代わりにクレマチスを勧めるのは無理がある?!
…つい、脱線してしまいましたが、「バラのお供に是非クレマチスを!」ってお話でした。
ちなみに、イギリスではクレマチスの事を「つる植物の女王」というそうです。
花の女王であるバラとつる植物の女王であるクレマチス(なんだか女王だらけだな…)で、
素敵なイングリッシュガーデンを目指してみるのもいいかも!