【果樹】ウメの育て方
植えつけ
植えつけは落葉後から発芽までの間、休眠期に行う。灌水は植えつけ後数ヶ月間は表土が白く乾いたら与える。 剪定
ウメは剪定を行わないと強い枝が伸び、花つきが悪くなったり樹形が乱れる。休眠期に、枯れ枝、樹冠内側に向かって伸びる枝、ひこばえ、徒長枝等を蕾を確認しながら剪定する。強剪定を行うと、徒長枝が伸びだし、花付きが悪くなる。枝の半分から3分の1を残すよう剪定する。花芽は春に伸び出す枝に夏頃分化し、徐々に充実して翌春に開花する性質がある。
施肥
植えつけ後2~3年は、厳寒期に緩効性化成肥料を40g前後または乾燥鶏糞を1kg施す。樹冠直下に数カ所穴を掘るかリング状に溝をきり、施肥すると効果的である。成木は肥料が多いと徒長枝の発生が多くなり、逆に少ないと早期に落葉する。6月下旬~7月中旬には、お礼肥として化成肥料を施す。
病害虫
黒星病:果実に黒い斑点が発生する。4月下旬から殺菌剤を播き予防する。
アブラムシ:柔らかい新梢に発生し、樹液を吸汁する。被害葉は縮れる。 萌芽から定期的に殺虫剤を散布し防除する。
コンテナ栽培のポイント
コンテナ栽培で実を収穫したい場合は、根鉢より一回り大きい鉢を選ぶ。栽培用土は、市販の園芸用土単用か赤玉土に牛糞堆肥や腐葉土などを7:3に、基肥として用土1ℓ当たり2~3gの化成肥料を混合する。この時深植えに注意する。灌水は、乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷり与える。灌水の目安は新芽の先が垂れ始める頃とする。この時鉢を持って感覚的に重量を把握しておくと、やりすぎによる失敗が防げる。盆栽の場合は、用土を制限しコンパクトに作り上げる。即席的に正月用として寄せ植えされた松竹梅の盆栽は、そのまま栽培を続けるより春先にばらし各々鉢植えすると良い。
キーワード:梅/うめ/ウメ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)