【花木】ツツジの育て方
植えつけ
根が細かな植物のため、水はけの良い土で育てます。 酸性土壌を好むので、植え土に未調整ピートモスや鹿沼土を混ぜ込みます。 ほとんどの品種は日当たりを好みますが、ヤシオツツジは乾燥や暑さに やや弱いため、半日陰で育てた方が良いでしょう。
肥料
1~2月の寒肥の他、花後と秋にも有機質肥料(骨粉と油粕)を与えます。 秋に肥料を与えすぎると枝葉がいつまでも伸びてしまい、 やわらかい枝が寒さで傷んでしまう恐れがあるため注意します。 鉢植えの場合も同様に行います。
剪定
花芽が早くに作られ始める植物なので、刈り込みは花後すぐに行います。 自然樹形を楽しみたい場合は不要な枝や込み合った部分を間引くように 剪定します。落葉性のツツジは常緑性のものより枝分かれが少ないため、 自然樹形の方が向くでしょう。 樹形を乱す徒長枝は8月から10月頃に切り取ります。
病虫害
褐斑病:葉脈で区切られた褐色の斑点が葉にできます。平戸ツツジ等の常緑性ツツジで発生しやすく、ひどくなると落葉します。 見つけたら9~10月に殺菌剤をまきます。
もち病:5~7月に新葉がもちのように膨れる病気です。放置するとそこから飛んだ胞子が来年の発生源となるため、 膨れた葉は見つけ次第取り除きます。新芽の時期に殺菌剤をまくと予防ができます。
ベニモンアオリンガ:5~9月に発生する小型のガで、1㎝くらいの幼虫が新芽や蕾を食害し、最悪花が咲かなくなってしまいます。 発生期に月1~2回殺虫剤をまいて予防します。
管理のコツ
・落葉性のツツジは株元に葉が少ないので、地表面に直射日光が当たりやすく夏の乾燥で弱ってしまう恐れがあります。バークチップや腐葉土、敷きワラ等で株元を覆うと安心です。・芝生を植えているお庭で育てていると、だんだんとツツジが弱ってくることがあります。これは芝生とツツジの根域が同じくらいの深さのため、ツツジの根が負けてしまうためです。芝生と一緒に楽しむ場合は根止めをして、ツツジの周りに芝生の根が 侵入しないようにすると良いでしょう。キーワード:躑躅/つつじ/ツツジ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)