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【花木】桜の育て方

 

春の代表花として多くの人に愛される桜。毎年開花宣言を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。お花見に出かけるというイメージが強いですが、鉢植えに向く品種もあり、育て方次第でお庭やベランダでも楽しめます。桜はバッサリ切って樹形を整えるのでなく自然樹形で育てる為、 お庭に植える際は十分なスペースを確保するようにしましょう。


 植えつけ 

日当たりと水はけの良い肥沃な土に植えつけます。 土が固い養分が少ない場所に植える場合は、 根を伸ばしやすいように土を耕して堆肥などを用いて土壌改良を しておきます。鉢植えの場合は、2~3年に1回は植え替えをして 根が詰まらないようにすることが大切です。 植え替える時期は落葉期です。


 肥料  

木がある程度成長してきたら、1~2月頃に寒肥、花後にお礼肥を与え、 木の状態を見ながら必要に応じて7~8月に追肥をします。 与える肥料は有機質肥料や緩効性肥料などの持続するものを与えます。 鉢植えの場合は置き肥がオススメです。 肥料を与えすぎても木の状態を悪くしますので、 肥料の量は注意をしましょう。



 剪定 

 剪定は落葉期に行います。桜は切り口がふさがりにくいので、太枝はできるだけ切らないようにします。





枝が増えすぎた場合は、すかすように細い枝を切ります。下向きや内向きの枝、真上に伸びる徒長枝や枯れ枝などの不要な枝も取り除きます。間引く際は付け根から落として、必ず切り口に保護剤を塗りましょう。桜の花芽は、開花直後に伸びた新梢に夏頃作られ、翌年に開花します。 長い枝を切り戻す際は、図を参考にしてください。


 病害虫 

定期的にスミチオンやオルトランなどの殺虫剤や、 殺虫殺菌剤を散布しましょう。 桜の病気の中で、小枝が異常に密集した見た目からてんぐ巣病と呼ばれる 病気にかかってしまうと、薬剤による防除が出来ません。 落葉期に健全な枝の部分から切り取り、切り取った枝は必ず処分しましょう。 てんぐ巣病は、風通しや日当たりの悪い場所、湿度の高い場所などで 発生しやすく、タフリナ菌というカビの一種の病原菌が原因で発生します。 庭に植える際は、こういった環境に当てはまらない場所を選びましょう。



キーワード:桜/さくらサクラ


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