【花木】バラの育て方
植えつけ
以前バラなどを栽培していた場所は避け、植えつけには清潔な土を使用します。 届いた苗は、ポットから抜いて根を傷めないよう植えつけます。 この時根を洗ったり、切ったりする必要はありません。 植えつけ時期が秋から3月上旬のまだ気温の低い時期の場合は、 寒冷紗などで株全体を覆って防寒対策を行います。 届いた苗から既に白く新しい根が伸びてきている場合は、 そっと植えつけます。 根に直接肥料が触れないようにし、接木の部分は土から出しておきます。肥料
植えつけ前に元肥、冬の休眠期には寒肥を与えます。庭植えの場合、寒肥をしっかり与えれば、あとはそれほど多くは必要ありません。鉢植えの場合生育状態をみながら月1回程度有機質の固形肥料を与えます。 培養土を使う場合は、肥料を与え過ぎないよう注意してください。
剪定・ツルバラ誘引
品種や株の状態にもよりますが、基本的に冬の強剪定と夏の終わりの弱剪定の2回を中心に行います。それ以外の時期は株を育てるため、花ガラを切る程度で良いでしょう。ツルバラは、苗の植えつけ後、2年間はまっすぐ上に誘引し、その後12月下旬~1月上旬までに剪定を行い、 ツルがなるべく水平になるように誘引しておきます。
管理
栽培ワンポイント
うどんこ病と黒星病
バラで発生が多いのがこの二つの病気です。どちらも放置すると被害がどんどん広がって手に負えなくなります。どちらも毎日株の状態をチェックし、病気や害虫を見かけたらすぐさま対策するのが何よりのポイントです。病気が発生したら、早めに病気が出た部分を取り除き、薬剤を葉の裏表まんべんなく、洗い流すように散布します。黒星病は葉に黒い斑点ができ、ひどくなると落葉してしまいます。見つけ次第病気の出た葉を取り除き、薬剤を散布します。このとき、必ず地面に落ちた葉も、残らず拾って処分します。黒星病は雨によって急速に症状が広がります。特に梅雨や台風の時などは被害がひどくなりがちなので、雨が止むちょっとの時間を見計らってでも薬剤の散布を行います。病気が前年も発生していた場合、春は早めから予防対策を行います。また、薬剤を散布するときは、 殺菌剤と殺虫剤を混合したものを散布すると手間が省けます。
◎鉢植えの苗は雨の日は雨の当たら ない場所で管理する
キーワード:薔薇/ばら/バラ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)