【野菜】ナスの育て方
夏から秋にかけて長く収穫ができる家庭菜園の人気もの!国内の地方品種から世界各国のユニークなものまで様々な品種があります。 タネから育てればおもしろい&おいしい品種を自由に選べます。
タネまき・育苗
発芽適温が20~30℃と高い為、しっかり温度管理する必要があります。また、一定の温度に保つより日中と夜間で温度変化をかけると発芽しやすくなります。日中30℃、夜間20℃くらいの管理が最適です。
セルトレイにタネをまき最初にたっぷり水やりします。発芽育苗器やビニールトンネルなどを使用してなるべく発芽適温に近づけて管理します。本葉1~2枚の頃にポットへ移植します。いったん小さめのポットへ移植し、根が回ってから最終的に直径12cmくらいの ポットへ移植します。発芽後も温度不足だと生育が遅れるのでしっかり温度管理します。日中25~28℃、夜間15℃前後で多湿にならないように管理します。水を常に与えすぎると根がしっかり張りません。ポットの土が軽くなり、やや苗がしおれるくらいで水やりをするようにします。
タネまきから定植までは80~90日程かかります。育苗期間の中~後半に葉色が薄くなるなど肥料切れの兆候が見られたら時々液肥を与えます。
第一花房の蕾が充実した頃に定植します。ただし、最低気温が15℃以下になるような場合は被覆資材を使って保温をする必要があります。一般地ではゴールデンウィーク頃の定植が適期で逆算すると2月上~中旬の播種が理想的です。温度管理が難しければやや播種を遅らせても良いですが、 播種が遅すぎると初期の開花が高温期と重なり、着果がしにくくなるので注意します。
定植
整枝・支柱立て
追肥・摘葉
生育期間が長くなるため肥料切れさせないことがポイントです。一番果の収穫をする頃、最初の追肥をします。1㎡あたり20~30g化成肥料を追肥をします。その後も20日~1か月おきに同様に追肥します。また、梅雨以降の乾燥にも注意が必要です。雨が降らない日が続く場合は畝間にたっぷり水を与えましょう。
最下段の着果節より下の葉は基本的に不要で、上部の混み合う部分や果実付近の葉も定期的に摘葉します。ただし、一度にたくさんの摘葉は行わないようにし、
1枝2枚を1回の摘葉枚数とし、草勢が弱い場合は過度な摘葉は控えます。
収穫
1~3番果くらいまでは早めの収穫を心がけ、株が弱るのを防ぎます。 以降は収穫サイズになったものを適宜収穫します。
更新剪定
盛夏には株が弱り良品の収穫が難しくなります。また、管理も大変なので家庭菜園では7月末~8月上旬に更新剪定を することをおすすめします。秋口には再度おいしい秋ナスの収穫が楽しめます。
キーワード:茄子/なす/ナス
(シーズン外などで販売していない場合もございます)