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【多年草】切花菊の育て方

 

 

お供えのイメージが強い菊ですが、最近は結婚式のテーブルフラワーやアレンジメント用としても人気です!品種の幅が広く花色や花形は千差万別。丈夫な植物なのでポイントを押さえて育てれば毎年沢山のお花が楽しめます。 初心者の方にも育てていただきたいおすすめのお花です!


 植えつけ  

1年を通して日当たりの良い場所に植えましょう。 土は、「水はけ」「水もち」「肥料もち」が良い土 (例:赤玉土中粒5:腐葉土3:ピートモス2の割合等)を選ぶことがポイントです。 市販の菊用土を使うと簡単です。 地植えする場合は、水はけを良くするために少し高畝にしましょう。

 鉢植えの場合は6~9号の鉢に植えつけます。 8~9号の鉢ならば、1鉢に3株程度は植えつけ可能です。 植えつける前に長く伸びた根を適度な長さに切り詰めます。 植えつけ後の水やりは鉢底から水が流れるくらいたっぷり水を与えて 土を落ち着かせます。


 摘心 

摘心とは、茎の先をカットして側枝(脇芽)の生長を促すことを言います。 菊は2回程度摘心を行います。 1回目は、苗が10cm程度生長した頃に行います。 成長点のある茎の先端を指先などで小さく摘み取ると 主幹と葉の間から側枝が生まれます。 1回目の摘心では側枝を3本程度育てます。 

側枝が十分に育ち3~4枚葉が付いたら2回目の摘心を行います。 側枝に2~3枚の葉を残し先端部分を摘み取ります。 側枝からさらに2~3本の側枝を育てましょう。 さらに側枝を増やしたい場合は3回目の摘心を同じように行います。

 最後の摘心は開花月の2か月半前までに終えて下さい。 枝が増えれば花数は増えますが花が小さくなる点に注意しましょう。 また、側枝の数が多くなりすぎた場合は細い枝などを適度に剪定しましょう。




 苗の管理 

菊は肥料を好む植物です。植えつけ後は月に1度化成肥料を株元に置き肥しましょう。液肥は速効性でよく効くので1週間に1回程度、旺盛に育てたい場合は2~3回水やりの代わりに施します。 水やりは土が乾いたらたっぷりと与えます。



 冬場の管理 

菊は耐寒性があるので外で越冬することができます。冬までの準備として、花が終われば茎を10~15cm程度に切り戻します。鉢植えの場合は切り戻した後、ひと回り大きい鉢に植え替えてお礼肥を施します。


冬場は風通しが良く、霜や雪を防げる軒下等で管理しましょう。冬場の過度な水やりは株を傷める原因となります。 週に1回程度晴れた日の午前中に行いましょう。



 栽培ワンポイント 

 苗の購入時期や開花期によって育て方が異なります。 適切な手入れで綺麗な菊を咲かせましょう。





キーワード:切花菊/きりばなぎく/キリバナギク


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