【花木】カエデ(モミジ)の育て方
和菓子のモチーフや歌に詠まれるなど、昔から日本人に愛されているモミジ。紅葉の象徴として馴染み深い木ですが、様々な特徴をもった品種が流通しています。秋だけでなく1年を通して赤系の葉色を楽しめる品種や、枝垂れ性、切れ込みの深い葉など、ぜひお気に入りの品種を見つけてください。(モミジもカエデも分類学上ではカエデ科です。葉の切れ込みが深い品種をモミジと呼ぶことが主流ですが、区別は曖昧になってきています。)
植えつけ
日当たりの良い場所か明るい日陰が適しています。日照は必要ですが、真夏の強い日差しや西日で葉が焼けることがあります。苗のサイズよりも大きく穴を掘り、掘り上げた土には腐葉土や赤玉土、完熟堆肥などを混ぜて植えつけます。乾燥を嫌うため、適度に湿り気のある土が望ましいです。鉢植えの場合は一般的な培養土で構いません。受け皿を使う場合は、常に水が溜まることのないよう注意してください。肥料
冬~春先に有機配合肥料を少量与える程度で十分です。窒素過多や肥料が多すぎることで紅葉がしにくくなることもありますので、与え過ぎないよう注意してください。
剪定
自然樹形を楽しむため、落葉後に樹形を整えて枯れ枝や不要な枝を取り除く程度で充分です。春から夏にかけて混み合うようなら、7月上旬頃までに透かし剪定が必要です。真夏に剪定すると木を傷めますので、7月上旬以降は控えましょう。キーワード:楓/かえで/カエデ/紅葉/もみじ/モミジ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)