【果樹】イチゴの育て方
子どもも大人も大好きなイチゴは、鉢やプランターで育てられるため、ご家庭でも手軽に楽しむことが出来ます。 何種類か育てて、食べ比べをしてみるのもおすすめです。
植えつけ
日当たりと水はけの良い場所に植えつけます。イチゴの生長点であるクラウン(苗の根元にあるギザギザした部分)を深植えして土に埋めてしまわないように注意します。 植えつけ後は水をたっぷり与えましょう。 肥料
水やり
乾燥に弱いため、プランターや鉢で育てる場合は表面の土が乾いたら水を与えるようにします。 葉や果実に水がかかると病気の原因になるので根元に優しく与えましょう。
冬越し
たくさん実をつけさせるためには、株を寒さに当てる必要があります。イチゴは寒さに強いため雪の下でも越冬でき防寒対策は一般的に必要ありません。但し、鉢植えの場合は土が凍りやすいため、厳冬期は屋内で管理をした方が良いでしょう。
人工受粉
基本的には不要ですが、受粉が不完全だと果実の形や色づきが悪くなります。 人工受粉を行う際は、開花当日の午前中に花の中心部をやわらかい筆や耳かきの梵天部分で円を描くようになぞります。
収穫までの管理
摘花や摘果は一般的に必要ありませんが、果実を作ることに養分を集中させるため、 収穫までに伸びてくるランナーはすべて切り取りましょう。子株の育て方
ランナーにできる子株を育てることで、株を増やすことが出来ます。
■用意するもの
9cm程度のビニルポット、培養土、Uピンまたは針金
■方法
①春に収穫を終えた後、伸ばしたランナーに子株がいくつか出来ます。
②親株から数えて2番目以降の子株を、ランナーをつなげたまま土を入れたビニルポットの上に1株ずつ置きます。
③根が浮かないよう、Uピンや針金で株の両端のランナーを土に固定します。④1~2週間後にランナーを切り、子株を独立させます。
⑤日当たりの良い場所で土を乾かさないように育てます。月に1回程度、水やりの際に液肥を少量与えるようにします。
⑥秋にプランターや畑に定植します。
※ウイルスによる病気を防ぐため、同じ親株から子株や孫株 を作るのは3年までにしましょう。
キーワード:苺/いちご/イチゴ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)