【野菜】枝豆・大豆の育て方
家庭菜園でしか味わえないとりたての風味は格別!
旨味を楽しめる青豆、甘みの強い黒豆、独特の香りの茶豆など種類は様々です。味・香りだけでなく、早晩性でも品種を選べます。栽培しやすさなら早生品種を、大豆でも楽しみたいなら
晩生品種がオススメです(表1)。
畑づくり
今回は直まきの方法を紹介します。肥料が多すぎると葉や茎ばかりが大きくなり、実つきが悪くなります(つるボケ)。 つるボケ防止のためにも、他の野菜より元肥は控えめに与えます。タネまきの2週間以上前に1㎡あたり苦土石灰150g程度を、その1週間後に堆肥2kg、化成肥料50g程度を施してよく耕し畝を立てます。畝立て後、地温を高めるためにも黒マルチを 利用すると良いです。タネまき・間引き
発芽適温は25~30℃と高く、地温が低いと発芽までに時間がかかり、腐りやすくなるので早まきは避けます。1穴あたり3~4粒前後播種します。播種後はタネの大きさの2~3倍を目安に覆土し、その後たっぷり水を与えます。種まき~発芽初期までは鳥による食害が多いので、寒冷紗等で覆って対策します。発芽後は寒冷紗を取り除き、 本葉2枚前後までに1穴あたり1~2本になるように間引きします。
土寄せ・摘心
かん水・追肥
開花期以降は乾燥・肥料不足にならないように注意します。花が咲き始めたら畝肩に1㎡あたり化成肥料30g程度を施して土と軽く混ぜ合わせておきます。また、乾燥しないように 適宜水を与えます。
収穫
枝豆が最もおいしく食べられる期間は3~5日と非常に短いため早めの収穫を心がけます。株全体の8割程度の莢がふっくらしてきた頃が収穫の目安です。タネまきの日にちを記録しておき、表1の収穫までの日数を目安にします。収穫は株を根ごと抜き取って行います。大豆で収穫する場合は株全体が茶色く枯れ、莢の中の豆がカラカラと音を立てるようになる頃が目安です。株ごと収穫して茎ごとに束ね、風通しの良い雨の当たらない場所で 乾燥させてから豆を取り出します。キーワード:枝豆/えだまめ/エダマメ/大豆/だいず/ダイズ
(シーズン外などで販売していない場合もございます)