【多年草】コレオプシスの育て方
厳しい荒れ地でも育つため「ワイルドフラワー」とも呼ばれるコレオプシス。見た目の美しい花をたっぷりと咲かせ、風にそよぐ姿は花壇でも畑でも絵になる植物です。長く、たくさんの花を楽しむために育て方の ワンポイントを抑えておきましょう!
植えつけ
苗は3~4月か10月頃に植えつけます。日当たりと水はけのよい所であれば場所は問いません。土も特別に気にすることはなく、荒れ地のようなところや砂利混じりのやせ地でもよく育ちます。ただし、日陰や湿地ではうまく育ちません。日陰に植えると花付きが悪くなり、湿地では多湿により枯れてしまうことがあります。宿根性の品種は、-5℃以下の環境では枯れてしまうので、寒冷地に植える場合は、寒さ対策を行うか、鉢植えにして 室内に取り込めるようにしましょう。
水やり
基本的に、地植えの場合はほとんど水やりを必要としません。長期間雨が降らない場合は、適度に水を与えましょう。鉢植えの場合は、土が乾いたらしっかりと与えるようにします。乾燥を好む植物ですので、乾き気味に管理しましょう。夏場は、極端な乾燥が起こる場合があります。直射日光がきつい時期は、蒸発スピードが速い場合があるので、朝と夕方に、水を2回与えても問題ありません。特に鉢植えは乾燥しやすい傾向にあるので注意しましょう。冬場は、休眠に入るので、土が乾いてきたら少しあげる程度でよいでしょう。乾燥させすぎず、水をやりすぎず、の状態が大切です。過度な水やりは 根腐れに繋がります。肥料
地植えならば、あまり肥料を必要としませんが、鉢植えの場合は、肥料を 与えた方が良いでしょう。地植えでも花付きが悪く、生育が芳しくない場合は、 肥料を施します。過度な肥料も花付きを悪くさせる要因になるので、 花の状態を観察しながら肥料の量を調整しましょう。草丈の高いものでは、 肥料を与えず生育を抑えたほうが倒れにくく、草姿のバランスもよくなります。 草丈が低く開花期の長いものは、4~6月と9~10月に、月1回化成肥料を置き肥しましょう。置き肥だと肥料分が長く残るので、肥料を細かく調節したい場合は、液肥を月に3~4回与えるようにし、量や回数を調節しましょう。
植え替え
地植えの場合、株が大きくなり、茎が密集するようなら株分けを行いましょう。茎が密集すると過湿になり、株が弱る原因になります。3~4月か、10月頃に2~3芽を1株として株を切り分け、傷んだ根を掃除してから植え替えましょう。鉢植えの場合は、根詰まりが起こり始めたら、同様に株分けを行うか、 一回り大きい鉢に植え替えましょう。花の管理と過湿対策
宿根性のコレオプシスに特別な剪定は必要ありませんが、株のダメージを 防ぐために「花がら摘み」を行います。花がら摘みを行うことで、傷んだ花に 送ってしまう養分を他の健全な花や葉に回すことが出来ます。花がらは、花の少し下で摘み取ります。また、風通しが悪かったり、生育が旺盛で茎が多く、 過湿になってしまう場合は茎の数を減らす剪定を行いましょう。すかしたい 場所の茎を2分の1から3分の1の長さになるように剪定します。分枝した枝に花芽が付いている場合もあるので、花芽を切らないように、分枝している節の 少し上で切るようにしましょう。剪定は6月下旬~8月頃が適期です。
キーワード:これおぷしす/コレオプシス/春車菊/はるしゃぎく/ハルシャギク
(シーズン外などで販売していない場合もございます)