【果樹】ブルーベリーの育て方
コンパクトに育てることができて、病害虫も少なく、摘みたてが美味しい人気の家庭果樹。甘酸っぱくてみずみずしい果実だけでなく、春から初夏に咲く 「ベル状」の可愛らしい花や秋の紅葉も魅力です。
系統について
ブルーベリーの系統は大きく2つに分けられます。ハイブッシュ系とラビットアイ系です。ハイブッシュ系はさらにノーザンハイブッシュ系とサザンンハイブッシュ系に分けられます。ノーザンハイブッシュ系は寒さに強いですが、暑さにはやや弱く、寒冷地での栽培に適しています。サザンハイブッシュ系はノーザンハイブッシュ系を改良した品種で、暖地まで幅広く栽培ができます。
ラビットアイ系は果実が熟す前に、ウサギの目のようなピンク色になるのが特徴です。樹勢が強く成長も速いので育てやすいですが、耐寒性は他系生保統より低く、寒冷地は不向きです。 育てる地域の気候に合う系統の品種を選ぶようにしましょう!
植えつけ
日当たりが良く、水はけ水もちの良い土はもちろんですが、ブルーベリーは酸性の土壌を好みます。 成分未調整のピートモスや鹿沼土などを混ぜて酸度を調整しましょう。肥料
植えつけ時の元肥として、骨粉や油かすなどを混ぜたものか、 市販の配合された有機肥料を与えて、ゆっくりと養分を行き渡らせましょう。 追肥として、新芽を伸ばすための体力補助に3月、体力回復と翌年の成長補助として 収穫後、それぞれの時期に速効性の化成肥料を与えます。剪定
1~2年目は花芽を取り除き、まずは木を大きくすることを心がけましょう。12~1月の冬剪定では、勢いよく伸びた徒長枝を切り戻して、高さや樹形を整えましょう。これから伸ばしたい枝は、先を切り戻して花芽をなくすことで、その下に充実した結果枝が出やすくなります。また、老化した枝や枯れた枝を取り除き、下向きや交差する枝を間引きましょう。 株元から離れた所に出る枝は、冬剪定か5~6月の夏剪定で取り除きましょう。
※赤い枝を剪定
受粉
ハイブッシュ系の一部の品種を除き、同系統の多品種を2品種以上植えることで受粉します。 また、人工受粉をすればより確実に実を楽しめます。収穫
ブルーベリーは、品種によって収穫時期が異なりますので、注意してください。収穫の目安は、果実のお尻がしっかりと色づいた頃です。また、未熟な実は硬くて、軽く引っ張っても取れませんので、触っても確かめられます。※「摘花」をすることで、果実の揃いが良くなり、大きくすることができます。
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(シーズン外などで販売していない場合もございます)