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【果樹】バナナ・パパイヤの育て方


 一見育てるのが難しそうなトロピカルフルーツですが、寒さにさえ注意し、適温を保てば生育も早く剪定などの手間も少なく育てやすい植物です。 お店で買えない果実の美味しさを味わってみませんか。


 管理場所 

 生育適温は20~30℃程度で、温度が5℃以下になると枯れる可能性があります。気温が15℃を下回るようになれば、暖かい室内に移します。 冬場は室内でも気温が下がりやすいので、10℃以下にならないよう注意 します。


 植えつけ 

 バナナは15号以上、パパイヤは10号以上の鉢に植えつけます。土は培養土や赤玉土、腐葉土、堆肥等を混合したもので、元肥は完熟牛糞・鶏糞などを使用します。肥料が直接根に触れないように植えつけます。その後は根が底から見え始めたら、ひと回り大きい鉢に植え替え最終的には60L以上の鉢で栽培します。




 管理 

 乾燥すると生育が遅れるため、特に夏場の水切れにはくれぐれも注意します。生育期は1日最低1回、乾く場合は朝夕2回たっぷり与えます。冬場は乾燥気味にして根腐れに注意します。


 肥料 

 バナナ:冬場(11月~3月ごろ)を除き、成長期は月に1度完熟牛糞・鶏糞 あるいは油粕と骨粉の配合肥料などを与えます。牛糞・鶏糞等はコバエ類が発生しやすくなるので、冬越し2ヶ月前は別の肥料にします。花が咲き始めたら、リン酸・カリ分を含む肥料を与えます。 

 パパイヤ:5~10月はチッソ分は控えめで、リン酸とカリが多く含まれる肥料を月1回与えます。


 収穫 

 バナナ:大体葉が35~45枚になると花が咲き始めます。果実が大きくなり、断面が円形になれば収穫時期です。樹上で完熟すると落ちやすくなるので、早めに収穫し追熟させます。

 パパイヤ:青い未熟の果実は野菜のように利用します。皮を剥き、天ぷらにしたり細切りにして炒め物にも美味。たんぱく質分解酵素を含むため、肉と一緒に煮ると柔らかく煮上がります。パパイヤは常に20℃以上を維持すれば年中花をつけ、結実から収穫までには4~6ヶ月かかります。オレンジ色の完熟果を収穫する場合は低温期の温度維持が重要です。




 パパイヤの剪定 

 株が大きくなりすぎて剪定したい場合、50cm前後の高さで切り戻します。 しばらく経つとわき芽が伸びてくるので、勢いの良いものを1~2本残し次の収穫枝として利用します。




 栽培ワンポイント 

バナナの株分け

 バナナは一度花が咲いた株は枯れてしまいますが、株元に発生する小株(吸芽)を株分けすることで次の株を栽培できます。低温期を避け、しっかりした葉が2枚ほど付いた吸芽を親株から切り離し新しい土に植え替えます。



キーワード:ばなな/バナナ/ぱぱいや/パパイヤ


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