大和農園おいしいレシピ
植物を栽培する際によく使われる専門用語をわかりやすく解説。分からない用語はここで確認しましょう。
※50音順の各行をクリックすると、用語が表示されます。
あ行
赤玉土(あかだまつち)
関東ローム層の火山灰土の一種。大粒、中粒、小粒があり、通気性、保水性、排水性がよい。鉢植えに使われる最もポピュラーな土。

浅植え(あさうえ)
宿根草は地際の芽が少し地表にでるくらい、球根は土を少しかぶるくらいに植えつけること。球根では鉢植えのときに浅植えすることが多い。

油かす(あぶらかす)
ダイズやナタネのタネから油をしぼった後のカス。チッ素が主体の肥料で葉の生育に効果的。施しすぎると花つきが悪くなることがある。粉末や固形のものがある。

荒木田土(あらきだつち)
田んぼの土。粘土質で保水性に優れている。重い土なのでスイレン、ハスなどの水生植物の栽培に適する。菊の栽培にも使用される。

あんどん仕立て(あんどんじたて)
アサガオなどのつる性の植物の仕立て方のひとつ。3、4本の支柱に、円形にした針金などを通し、その骨組みにツルを誘引して仕立てること。ブドウ、キウイでもできる。

育種(いくしゅ)
遺伝を利用して、優れた形質をもつ新しい品種を作り出すこと。

育苗箱(いくびょうばこ)
タネの芽出しや、芽が出てからある程度の苗に育つまでの期間、温度などをその植物に適した環境に整えて管理するために使用される容器。

移植(いしょく)
植え替えをすること。ポット苗を鉢や庭に植えたり、地植えの植物を別の場所に移すときなどに使用される言葉。

移植ゴテ(いしょくごて)
苗や球根を植える植え穴をつくる、植わっている苗を掘りあげる、狭い範囲の土を軽く耕すなどの作業をするときに使用する片手で扱える小型の道具。

一年枝(いちねんし)
春以降に伸びた枝で、生じてから1年未満の若い枝。

一年草(いちねんそう)
植物のライフサイクルの1つ。タネが発芽し、花を咲かせ、タネができて枯れるまでが1年以内に行われる植物。タネをまく時期によって、「春まき一年草」と「秋まき一年草」の2つに分けられる。

一季咲き(いっきざき)
1年中花をつけるのではなく、1年のうちで決まった季節にだけ花をつける性質のこと。

一才植物(いっさいしょくぶつ)
一般の樹木は、タネをまいてから花が咲き実をつけるまでに数年かかるが、ある樹種や品種では、その期間が短く、1~2年で花や実をつける。そういった植物を「1才植物」、「1才もの」と呼ぶ。

忌み枝(いみえだ)
剪定の対象となる不要な枝のこと。上に向かって勢いよく伸びる「徒長枝」や、根元から出る「ひこばえ」、同じ方向に伸びた「平行枝」など。

ウイルスフリー
「ウイルスに感染していない」という意味。株分けや挿し木、球根で増やす植物は、親株がウイルス病に感染していると、その株から採取した挿し穂や球根もウイルスに冒されている。ウイルス濃度の低い生長点を培養すると、ウイルスフリーになる場合が多いので、増殖して「ウイルスフリー苗」として販売されている。

植え傷み(うえいたみ)
植え付けや植え替えを行ったときに見られ、葉を落とす、生育が止まるなどの障害が起こること。植え替えをする際に根が切られ、水を十分に吸収できないまま、葉から水が蒸散して体内の水分が不足することが主な原因。ひどいと枯れてしまうので、適期に植え付け、植え替えをすることが重要。

植え替え(うえかえ)
もともと植えてある場所や鉢から、他の場所、鉢に植えなおすこと。

ウォータースペース
鉢で栽培するときに、土の高さを鉢の高さより2、3cm低くし、水やりをしたときに一時的に水がとどまるスペースをつくる。そのスペースのことをウォータースペースや水代と呼ぶ。

打ち水(うちみず)
地面に水をまくこと。夏場に庭や鉢の周囲の地面に水をまくと、まいた水がすぐに水蒸気になるため、気化熱によって周囲の温度を下げることができる。植物の夏越し対策の1つ。

うどんこ病(うどんこびょう)
葉や茎が粉をふいたように白くなる病気。うどん粉に見えることからその名前がついた。さまざまな植物で発生する。病気の中でも代表的なもの。

栄養成長(えいようせいちょう)
地上部が生育するとき、新芽から茎が伸び、葉が展開する。この成長のことを栄養成長という。それに対し、日長や温度などがシグナルとなり、葉や茎ではなく花芽が形成されることを生殖成長という。

栄養繁殖(えいようはんしょく)
種子での繁殖ではなく、接ぎ木、挿し木、株分け、組織培養などで株を増やすこと。親と同じ形質を持った個体ができる。

液体肥料(えきたいひりょう)
液状の肥料のこと。初めから液体のものと、固形や粉末を水に溶かして液状にするものがある。追肥として水やり代わりに用いる。肥料の効きが早いため、すぐに効果が出てほしいときに施す。

枝変わり(えだがわり)
もとの植物とは異なる花や実、葉が一部分にだけ生じること。突然変異で起こり、観賞価値の高いものや、果実の食味がよいものは挿し木や接ぎ木で増やし園芸種として利用されることもある。

F1品種(えふわんひんしゅ)
遺伝子の異なる親を掛け合わせて得られる次の世代のこと。雑種第一代。両親がそれぞれ花色や草丈などに対して特定の遺伝子を持っていれば、次世代はすべて決まった花色、草丈などの形質があらわれる。F1品種から採った種からは、形質がばらばらのものしかできない。

園芸植物(えんげいしょくぶつ)
花や葉の美しさを観賞するためや、食味のよい果実、野菜を得るために栽培する植物のこと。そのほとんどが、人が品種改良したもの。

黄変(おうへん)
老化や病気などで、本来緑色であるべき葉が黄色に変色すること。

置き肥(おきひ、おきごえ)
有機質肥料や化成肥料の固形状のものを、土に混ぜ込ますに土の表面に置く施肥の仕方。水やりの度に肥料分が溶け出る。

遅霜(おそじも)
4月~5月上旬ごろまでの間に降りる霜のこと。寒さに弱い植物は、一度でも霜にあってしまうと枯れることが多い。暖かくなり始め、寒さに弱い植物を屋外に出す時期だが、油断していると遅霜の害にあってしまう。天気予報をみて注意することが大切。

親株(おやかぶ)
さし木や接ぎ木をするときに、さし穂、接ぎ穂をとる株のことや、株分けするときのもとの株のこと。

お礼肥(おれいごえ)
花の咲いた後や果実を収穫した後に与える肥料のこと。花や実をつけることで消費した栄養分を補い、翌年に備える。

か行
化成肥料(かせいひりょう)
無機物を化学的に合成してつくられた肥料のこと。一般的に速効性で、成分含量が高い。液状や顆粒状などがある。速効性のものは追肥として効果的。緩効性の化成肥料もある。

活着(かっちゃく)
移植や挿し木をした植物が、十分に発根し、枯れずに生育すること。

鹿沼土(かぬまつち)
通気性、保水性にすぐれた薄黄色で酸性の土。サツキやツツジの栽培によく使用される。栃木県鹿沼地方で産出される。

花木(かぼく)
樹木の中でも、特に花が美しく観賞価値があるもの。花だけでなく、実や紅葉が美しいものも含む。

株間(かぶま)
種や苗を植え付けるときの株と株の間の距離。成長してからも株同士が密になることがないように、葉の茂り具合などを想定して株間をとる。株間がせまいと、風通しが悪くなり、病害虫の被害にあいやすい。

株元(かぶもと)
植物の真下の地面のこと。株の根元の部分。水やりはその部分を中心に行う。

株分け(かぶわけ)
主に多年草で、根の充実した大株を分割してふやす方法。

仮植え(かりうえ)
芽が出たばかりの小さな苗を、直接植えつけるのではなく、ビニールポットなどに仮に植え付けること。根が充実するため、その後の生育がよくなる。また、苗木などを植え付ける予定の場所にすぐ植えるのではなく、鉢などに仮に植えること。寒冷地では、秋に入手した苗を鉢に仮植えし、室内やハウスで越冬させ、翌年の春に植え付けることが多い。

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)
化成肥料に特殊なコーティングをして、肥料成分がゆっくり溶け出るように加工したもの。ゆっくり溶け出る分、長期間効果があり、元肥や追肥として使用されることが多い。

寒肥(かんごえ)
12月~2月の寒い時期に施す肥料。油かすや骨粉、鶏ふんなどの有機質肥料が適している。分解されてから効き始めるまでに数ヶ月かかり効果が長続きするので、ちょうど芽吹きの時期に植物の生育を促す。

完熟堆肥(かんじゅくたいひ)
落ち葉やわら、野草などを堆積し発酵したものを堆肥という。完熟堆肥とは、その発酵が十分に行われているもののこと。発酵が不十分な堆肥は、植物に害を与える恐れがある。

観葉植物(かんようしょくぶつ)
花や実ではなく、葉の形や色合いの美しさを楽しむ目的で栽培される植物。熱帯、亜熱帯産のものが多い。ポトス、アイビー、ゴムの木、カポック、ドラセナなど。

寒冷紗(かんれいしゃ)
綿や合成繊維などで細かい網目状に織った布状の被覆資材のこと。遮光の目的で使用されることが多く、白や黒、銀色などがあり、色の違いや目の粗さで遮光率が異なる。その他にも防虫や防寒、防風、蒸散防止などの用途で使用される。

帰化植物(きかしょくぶつ)
本来の生育地から人の手などによって他の地域に持ち込まれ、その地域で野生化した植物。代表的なもとしてセイタカアワダチソウがある。

気根(きこん)
土の中ではなく、空中に伸びる根のこと。幹や枝からでて地上に達し植物を支える支柱根、他のものに付いて体を支える付着根、空気中の水分を吸収する吸水根などがある。

キッチンガーデン
ハーブや野菜などのキッチン(台所)で使う食材を植えた庭のこと。最近では、新鮮で安全なので、マンションのベランダなどの小さなスペースを利用したキッチンガーデンが流行っている。

球根(きゅうこん)
植物体の一部が地下で肥大し養分を貯蔵した器官のことで、冬や夏の生育に適さない時期を耐えるための役割がある。チューリップなどの葉が変形したものを鱗茎、グラジオラスなどの茎が短縮肥大したものを球茎、アネモネなどの茎が肥大して塊状になったものを塊茎、カンナなどの地下茎が肥大したものを根茎、ダリアなどの根が肥大したものを塊根という。

牛ふん(ぎゅうふん)
牛のふんを発酵させたもの。有機質肥料の1つ。発酵が不十分だと根を傷めることがある。

休眠(きゅうみん)
低温や高温、乾燥など生育に適さない時期を耐えるために、生育活動を停止または停止に近いほど弱くすること。落葉樹や多年草、球根植物は、落葉したり地上部を枯らしたりして休眠し、消耗をおさえる。

切り戻し(きりもどし)
伸びた茎や枝を途中まで切り詰めること。下から新しい茎、枝が伸びるので、伸びすぎた植物の姿を整えることができる。わき芽が伸びて花をつけるものは切り戻すと花数を増やすことができる。


苦土石灰(くどせっかい)
マグネシウム(苦土)とカルシウム(石灰)を含む肥料のこと。土壌の酸度を調整する効果があるので、肥料としてよりも酸度調整に使用されることが多い。

群植(ぐんしょく)
同じ種類の植物を一定の場所にまとめて植えること。1株だけ植えるよりも豪華で存在感がある。

鶏ふん(けいふん)
鶏のふんを発酵させたもの。リン酸分の多く含まれた有機質肥料。発酵が不十分だと根を傷める恐れがある。

嫌光性種子(けんこうせいしゅし)
光があたっていると発芽しない種子のこと。スイートピー、ビンカ(日々草)、千鳥草、ポピー、ニゲラなど。タネまき後は必ず土をかけて暗い状態にする。

好光性種子(こうこうせいしゅし)
発芽に光が必要な種子のこと。ペチュニア、トルコキキョウ、金魚草など。タネまき後の覆土は不要。覆土がない状態ではタネが乾きやすいので注意が必要。

光合成(こうごうせい)
緑色植物が光エネルギーを使って、水と二酸化炭素から、植物の生育に必要な養分をつくりだすこと。水を分解する過程で酸素が生じ、大気に酸素を供給している。光合成は葉に多く含まれる葉緑体でおこなわれる。

交配(こうはい)
品種や系統の異なるものを受粉、受精させてかけ合わせること。かけ合わせてできた雑種を交配種や、F1(エフワン)と呼ぶ。

腰水(こしみず)
鉢植え植物を、水を入れたバケツや容器に鉢ごと入れて鉢底から水を吸わせる水のやり方。留守中の水やりとして行われる。2、3日であれば問題ないが、長期間その状態だと、過湿のため根腐れをおこす。

骨粉(こっぷん)
動物の骨を粉状に加工した有機質肥料のこと。リン酸分が多く、チッソやカリの含量は少ない。肥料の効きは遅くゆっくりしているので、元肥や寒肥として使用される。

こぼれダネ
花が開花、結実し、自然にタネが地面に落ちたもの。コスモスやケイトウなど、毎年こぼれダネで花が楽しめる。

ごろ土(ごろつち)
鉢に植えるときに、鉢の底に入れる粒の大きな土。通気と排水を良くするために入れる。軽石や大粒の赤玉土などが使われる。重くなりがちな大きな鉢には、軽い発泡スチロールの破片がおすすめ。

混植(こんしょく)
鉢や庭に数種類の植物を植えること。草丈や花、葉の色、開花の時期などを考えながら配置するとよい。 採種(さいしゅ)
まいて育てるためにタネを採ること。

さ行
さし木(さしき)
草花や花木の茎や枝、葉を土にさし、根を出させて殖やすこと。発根しやすい植物とそうでない植物があり、発根しやすいもののさし木は家庭園芸でよく行われる。

山野草(さんやそう)
野や山に自生する鑑賞価値のある宿根草や球根植物のこと。小柄で可憐な花が多く、派手ではないが自然な美しさに魅力がある。自生地と同じような光や温度、水の状態で育てるとよいが、一般の園芸植物に比べると栽培は難しい。カタクリ、フクジュソウ、エンレイソウなど。

シェードガーデン
日陰の庭のこと。日陰や半日陰でも育つ植物を上手く配置することで、日当たりの悪い場所でも趣のある庭をつくることができる。葉の色が美しいもの、斑入りのものは日陰を明るく演出する。シダ類、ギボウシ、アジサイ、クリスマスローズなど。

直まき(じかまき)
花壇や畑にタネを直接まくこと。タネが大きく発芽しやすいものや、移植を嫌う植物に適したタネまきの仕方。

自家結実性(じかけつじつせい)
自分の花粉で受粉し、実がなる性質のこと。

自家受粉(じかじゅふん)
1つの株の花粉が、同じ株の雌しべと受粉すること。

四季咲き性(しきざきせい)
日長にかかわらず、植物がある大きさになり、開花の条件がそろえばいつでも開花する性質のこと。

自生(じせい)
人が持ち込み栽培したものではなく、もともとその場所に生えて繁殖している植物。

支柱(しちゅう)
植物が倒れないように支える棒のこと。倒れやすい植物を支えるためや、苗木が根付く前に風などでぐらつかないようにするために、土に差した棒にひもなどで植物を固定する。つる性の植物を巻きつかせるためにも使用される。

自動灌水(じどうかんすい)
タイマーで時間や量を調節し、自動で水やりをする方法。ホームセンターなどで家庭でも簡単に使用できる自動灌水機が販売されている。

遮光(しゃこう)
よしずや寒冷紗などを使って光を遮ること。強い日差しや直射日光で葉焼けを起こす植物は、光を遮り葉焼けを防ぐ。クリスマスに出回るポインセチアは、10月上旬から1日13時間以上光を完全に遮ることで鮮やかな赤色がでる。

雌雄異花(しゆういか)
1つの花に雄しべと雌しべがあるのが一般的だが、1つの株に雄しべだけがある雄花、雌しべだけがある雌花の2種類の花が咲く植物のこと。キュウリ、カボチャ、スイカなどのウリ類に多い。

雌雄異株(しゆういかぶ)
雌花だけが咲く雌株と、雄花だけが咲く雄株に分かれている植物のこと。アスパラガスやホウレンソウのように芽や葉を食べる植物であれば雌株であっても雄株であっても問題ないが、キウイのように雌株につく果実を目的とする場合は、雌株と雄株の両方を植える必要がある。

ジョウロ
植物に水をかけるための道具。注ぎ口の先端に、水をシャワー状に出し水流を弱めるハス口をつけて使用することが多い。株元だけに水をやるときはハス口を外すなど、目的によって使い分ける。


樹冠(じゅかん)
樹木の枝や葉が茂っている部分をかたまりとしてみたときの表現。樹冠の広がりと同じだけ地中に根を張っているとされる。


樹勢(じゅせい)
樹木の生育状況のこと。枝葉の伸びがよく順調に生育している状態を樹勢がよいと表現する。勢いが良すぎて枝葉ばかり茂ることを樹勢が強いといい、樹勢が強いと花をつける生殖生長に栄養がいかず花が咲かないこともある。

宿根草(しゅっこんそう)
花が咲いても枯れずに株が残り、毎年開花結実する草本。常緑のものもあるが、生育に適さない時期に地上部が枯れ、根や地下茎で過ごし、それを過ぎると再び芽を出して生育するものが多い。


受粉(じゅふん)
雄しべで作られた花粉が、雌しべの柱頭につくこと。ハチやチョウなどの昆虫が花粉を運ぶ。スギなどのように風が花粉を運ぶものや、水生植物では水が花粉を運ぶものもある。

蒸散(じょうさん)
葉や茎にある気孔から水蒸気を排出すること。気孔は主に葉の裏にあり気温や湿度、光の強さなどの状況によって気孔を開閉し、植物体内の水分量を調節している。

常緑樹(じょうりょくじゅ)
枝や幹に1年を通して緑色の葉がついている木のこと。新しい葉と古い葉の入れ替わりは年間を通して少しずつ行われている。植え替えなどで掘り上げると一時的にすべての葉を落とすことがあるが、春になれば新芽がでる。

除草(じょそう)
雑草を取り除くこと。雑草は生育がおう盛なので、生え始めのうちに手で抜いたり、表土を浅く耕し根を露出させて枯らすとよい。除草剤を使用することもあり、無差別に植物を枯らすタイプや、特定の植物だけを枯らすものなど様々な種類がある。

人工受粉(じんこうじゅふん)
人の手によっておしべの花粉をめしべにつけて受粉させること。花粉が少ない植物や、花粉を媒介する虫のいないハウス内などで行われる。

新梢(しんしょう)
新しく伸びた枝のこと。「1年枝」ともいい、前年に伸びた枝は「2年枝」という。

浸透移行性(しんとういこうせい)
主に殺虫剤で使用される言葉で、薬の成分が根や葉から吸収され植物体内を移行すること。害虫に薬が直接かからなくても、吸汁、食害することで薬剤の成分が害虫に取り込まれ殺虫効果が得られる。

水生植物(すいせいしょくぶつ)
水中または水辺で生育している植物。生えている場所でいくつかのタイプに分類さる。スイレンやヒツジグサのように根は水底、葉を水面に浮かべるものを「浮葉植物」、ハスのように葉や茎が水面上に出るものを「抽水植物」、ホテイアオイのように根が水底につかず、水面に浮かんでいるものを「浮遊植物」といい、他にも「沈水植物」、「湿地性植物」などに分類される。

すじまき
タネをまくための溝を直線状につくり、直線または細い帯状に種をまくこと。


スプレー咲き(すぷれーざき)
1本の茎から何本も枝分かれし、たくさんの花を咲かせる花のこと。キクやバラ、カーネーションなどがあり、花数が多いので華やか。花のアレンジメントなどに使用される。


素焼き鉢(すやきばち)
釉薬をかけずに低温で焼いた陶製の植木鉢のこと。通気性、排水性に優れ、植物の栽培に適している。鉢の表面からも水や空気が出入りするため蒸れにくい。

生殖成長(せいしょくせいちょう)
花芽をつくり、花を咲かせ、実を付けタネができるまでの一連の過程のこと。生殖成長に対し、葉や茎などがつくられることを「栄養成長」といい、ある程度栄養成長がすすんでからでないと生殖成長は行われない。栄養成長が旺盛すぎると、生殖成長が妨げられることがある。

成長点(せいちょうてん)
茎や根の先端にあり細胞分裂を行う部分。

成長抑制剤(せいちょうよくせいざい)
「矮化剤」とも呼ばれていて、成長を抑制し、コンパクトに育てるために使用される薬剤。自然に育てるよりも茎の成長が抑えられ、草丈が低く引き締まって育つ。

剪定(せんてい)
樹木の枝を切り、樹形を整えること。伸びすぎた枝や不要な枝を取り除くことで風通しがよくなり、見た目の改善だけでなく、病害虫の予防にもなる。

前年枝(ぜんねんし)
その年の春の芽吹きから伸びた枝を「1年枝」といい、前の年に伸びた枝を前年枝という。植物によって、1年枝に花芽をつけるものや、1年枝には花芽をつけず、前年枝に花芽をつけるものなどがある。

双子葉植物(そうしようしょくぶつ)
被子植物を大きく2つに分類したときに、子葉が1枚のものを単子葉植物、子葉が2枚のものを双子葉植物という。双子葉植物は葉脈が網目状で、花びらやがくなどの部分が2または5の倍数であることが多い。

草本(そうほん)
木本に対する言葉で、地上部が1年~数年で枯れてしまい、木にならない植物のこと。植物学上の厳密な定義はなく、分類の指標にはならない。

側枝(そくし)
中心の茎や幹から枝分かれして、側面から伸びた枝のこと。

促成栽培(そくせいさいばい)
花や野菜などを露地栽培よりも早く収穫する栽培方法。温室やビニールハウスなどの施設を利用し、寒い時期に加温するなどして生育を早めて収穫する。燃料代などの経費がかかるが、出荷時期が早まるため商品価値が高く、高値で取引される。

速効性肥料(そっこうせいひりょう)
与えてすぐに効果のでる肥料のこと。雨や水やりで流れやすく効果は長続きしない。追肥やお礼肥などに適している。液肥が代表的な速効性肥料。

た行
耐寒性(たいかんせい)
低温や寒さに耐える性質のこと。

台木(だいぎ)
接ぎ木をするための台となる木。接ぎ木をする目的は様々だが、その台木に使われるものは、病害虫に対する抵抗性があるものや、樹高を低くする矮性台木などがある。

耐暑性(たいしょせい)
高温や暑さに耐える性質のこと。

堆肥(たいひ)
落ち葉やわらなどを積み重ねて腐らせたもののこと。広い意味では家畜のフンとおがくずなどを堆積し腐らせた厩肥も含む。含まれる肥料分は少ないが、土をやわらかくし、土壌中の微生物の働きをよくするなどの土壌改良としての効果が大きい。発酵が不十分な堆肥は植物に害を与える恐れがあるので完熟したものを使用する。

耐病性(たいびょうせい)
特定の病気にかかりにくい性質のこと。

駄温鉢(だおんばち)
鉢の縁に釉薬をかけて約1,000℃の高温で焼いたもの。600~700℃で焼く素焼き鉢より強度があり、素焼き鉢よりは劣るものの通気性や排水性にも優れ、植物の栽培にとても適している。

他家受粉(たかじゅふん)
ある花の花粉が別の株、または同じ株の別の花の雌しべについて受精すること。

立ち枯れ(たちがれ)
植物が立ったままの状態で枯れてしまうこと。乾燥や病害虫が原因。「立ち枯れ病」は土壌中の細菌や、カビの寄生により、地際の茎がおかされて急に枯れてしまう病気のこと。

棚仕立て(たなじたて)
棚をつくり、つる性の植物を這わせて仕立てること。フジ、ツルバラ、ブドウ、キウイフルーツなど。

多肉植物(たにくしょくぶつ)
葉や茎が肥厚して多量の水分を蓄えた植物。乾燥地や塩分の多い地域に生息する。様々な系統の総称で、サボテン科、アロエ科、ベンケイソウ科などがある。サボテン科の種類が非常に多く、園芸業界では、「サボテン」と、それ以外の「多肉植物」と呼ぶことが多い。


多年草(たねんそう)
冬になると地上部は枯れてしまうが、根や茎の一部、地下茎などが枯れずに残り、春になると芽がでて、2年以上にわたって生存する草本植物のこと。

ダブルデッカー
2階建てのバスや電車を意味する言葉で、1つの鉢に2層に分けて球根を植えつけること。草丈の異なるものを組み合わせて立体感のある鉢花に仕立てたり、開花期の異なる植物を組み合わせて長く花を楽しむことができる。3層に分けて植えつけることをトリプルデッカーと呼ぶ。


短日植物(たんじつしょくぶつ)
昼の長さが一定の時間よりも短くなると花芽をつくり開花する性質を持つ植物のこと。コスモス、キク、アサガオなど。実際は夜の長さが影響していて、暗い時間を調整し、開花の時期をずらすことができる。

短日処理(たんじつしょり)
短日植物に昼の長さが短い(夜が長い)と錯覚させて、開花を早める処理のこと。朝夕に箱をかぶせるなどの方法で光を遮り、光の当たる時間を短くすると、花芽が形成される。

単子葉植物(たんしようしょくぶつ)
被子植物の一群で、発芽して最初に出る子葉が1枚の植物のこと。単子葉植物の大部分は草本。葉は基本的に細長く、葉脈は平行脈で、根はひげ根。イネ科やヤシ科、カヤツリグサ科など。


単粒構造(たんりゅうこうぞう)
土壌の粒子が結合せずに単一粒子として土壌を構成している状態。細かい単粒構造の粘土質の土地では水はけが悪く、通気性も悪い。粗い単粒構造の砂土では、水はけがよすぎて水分不足になる。どちらも植物の栽培には適さない。


団粒構造(だんりゅうこうぞう)
土壌の粒子が集まってかたまりとなり、それが多数集積して土壌を構成している状態。粒と粒の間に隙間があり、通気性や排水性がよく、水や肥料分を保持する力が大きいので植物の栽培にとても適している。


遅効性肥料(ちこうせいひりょう)
植物に施してから効果がでるまでに日数がかかり、その後ゆっくり長く効くタイプの肥料。油かすや骨粉のような、微生物に分解されてから植物に吸収される有機質のものが多い。

チッ素(ちっそ)
肥料の3要素の1つで、リン酸、カリとともに、植物が生育するために必要な栄養素。主に葉や茎の生育にかかわるため、葉肥とも呼ばれる。不足すると、新しい葉のでる量が少なくなり、葉の色が薄くなる。逆に多すぎると、葉ばかりが茂り、花が咲かないことがある。

中耕(ちゅうこう)
植物の生育中に、土の表面を軽く耕すこと。耕すことで細かい雑草が引き抜かれるため、除草の効果がある。また、固くなった土の表面を柔らかくし、通気性をよくする効果がある。

柱頭(ちゅうとう)
めしべの先端のことで、花粉がつく場所。粘液で花粉が付きやすいようになっている。


虫媒花(ちゅうばいか)
昆虫によって花粉が運ばれ受粉する花のこと。虫をおびき寄せるために蜜を出したり、華やかな花色や目立つ姿、強い香りを放つものが多い。なかには、ハエ類を集めるために悪臭を放つ花もある。

頂芽(ちょうが)
茎や枝の先端につく芽のこと。わき芽よりも成長が優先される。頂芽を取り除くと、生育が抑制されていたわき芽が伸びだしてくる。わき芽よりも頂芽の生育が優先されることを頂芽優勢と呼ぶ。

長日植物(ちょうじつしょくぶつ)
昼の長さが一定の時間よりも長くなると花芽をつける植物のこと。実際は、夜の長さが一定時間よりも短くなると花芽をつける。カーネーション、デルフィニューム、ペチュニアなど。

長日処理(ちょうじつしょり)
明るい時間を長くし、長日植物の花芽形成を促すまたは、短日植物の花芽形成を抑制する処理のこと。キクの電照栽培が有名で、短日植物であるキクに電照で昼が長いと錯覚させて開花を遅らせる。

直根(ちょっこん)
細かい根が少なく、太くて長い根が分かれることなくまっすぐ下に伸びること。直根性の植物は、根が切れてしまうと再生が難しいため移植を嫌う。野菜であれば大根やニンジンなど。直根性の草花は、小さな苗のうちであれば移植可能。

追肥(ついひ)
植物の生育途中で施す肥料のこと。種まき前や植えつけ時に施す元肥に対して使われる言葉。元肥は長期間肥料の効果がある遅効性の肥料を使うのに対し、追肥は速効性のものを使うことが多い。

接ぎ木(つぎき)
ふやしたい植物の枝や芽を、別の植物に接着させて増殖する方法。接ぐ枝や芽をつぎ穂といい、根になる方を台木と呼ぶ。つぎ穂と台木は近縁である方が成功しやすい。病気に抵抗性をもつ台木に接いで病害を回避することができる。また、果樹や花木の枝変わりでできた新品種は、遺伝的に固定していないため接ぎ木で増殖する。基本的に台木の方が性質が強く、台木からでてくる芽をこまめに取り除かないと、台木に栄養がとられ、つぎ穂が枯れてしまう。

土寄せ(つちよせ)
植物の株元に土を寄せて盛ること。植物の倒伏を防ぎ、畝の表土をかきとるので、中耕や雑草防除の効果もある。ジャガイモやサトイモなどは、土寄せすることで地表近くにできたイモも肥大し収量増加が期待できる。


定植(ていしょく)
育苗箱やポット、鉢などで育てた苗を、最終的に育てる場所に植えかえること。

低木(ていぼく)
自然に育った状態で、ヒトの背丈よりも低い樹木のこと。幹と枝の区別がはっきりせず、根元から多くの枝にわかれているものが多い。アジサイ、ツツジなど。

底面給水(ていめんきゅうすい)
鉢の底から水を給水させること。容器でのタネまきで、発芽まで乾燥させないように鉢底を浅く水につけたり、株を乾燥させすぎてしまったときや、多湿を好む植物を育てるときに行う。シクラメンなどの鉢花でよく使用される底面給水鉢は、鉢の底にひもがついていて、水をためることのできる鉢皿にひもを浸し、ひもをつたって鉢に水が給水される仕組み。


摘心(てきしん)
茎の先端の芽を摘むこと。わき芽の発生を促進し、草丈が必要以上に伸びないようにする効果がある。「ピンチ」、「芯止め」ともいう。側枝の発生が多くなり、一株あたりの花数が増える。また、ベゴニアなどの鉢花で、花数が多く、草丈が低いものが好まれるものでも摘心が行われる。

摘蕾(てきらい)
つぼみを摘み取り数を減らすこと。1つ1つのつぼみに行きわたる生長エネルギーが増えるため、大きな花を咲かせたり、大きな果実が収穫できる。また、株が小さいときや弱っているときにつぼみを全て取り除くと、株の消耗を抑え、株の生長にエネルギーが使われる。

テラコッタ
粘土を素焼きした鉢。通気性、排水性に優れる。

照り葉(てりは)
葉の表面の毛が少なく、光沢がある葉。ツバキなど。

電照栽培(でんしょうさいばい)
植物には、日の長さが決まった時間よりも短くなると花芽をつけるものや、日の長さが長くなると花芽をつけるものがある。電灯の明かりをつけ、植物に日の長さを勘違いさせて開花をコントロールする栽培方法。キクの電照栽培が有名。

天地返し
深く耕し、土の表層部と下層部を入れ替えること。植物を長期間栽培している表層部の土は、微量要素の偏りや欠乏、病害虫が多いため、下層部と入れ替えることで連作障害の回避や病害虫の防除につながる。


展着剤(てんちゃくざい)
植物や害虫に農薬が付着しやすくするため、また、粉末状の薬剤を均一に水に溶かすための補助剤。それ自体に殺虫、殺菌効果はない。表面張力を小さくする働きがあるため、水をはじきやすいネギなどの植物にも薬剤を付着させることができる。

点まき(てんまき)
1か所に2~3粒ずつ種をまくまき方。ヒマワリ、アサガオなど、比較的大きな種の種まきに適した方法。


土壌改良(どじょうかいりょう)
植物の生育に適した土壌にすること。通気性、排水性、保水性などの物理的条件と、土壌酸度などの化学的条件、微生物の活動などの生物的条件を人為的に整える。通気性、排水性、保水性に富み、微生物の活動を活発にする堆肥や腐葉土、ピートモスなど、土壌改良をするために投入される培養土などを土壌改良材を呼ぶ。

徒長(とちょう)
日光不足や高温、窒素肥料が多すぎたことなどが原因で通常よりも茎や枝が長くのびること。

とりまき
採取したタネを貯蔵せずにすぐにまくこと。採ってすぐにまくのでとりまきと言う。

な行
二重鉢(にじゅうばち)
植物を植えている鉢を一回り大きな鉢に入れること。隙間に土などをつめ、鉢の温度が上がりすぎる、下がりすぎるのを防ぎ、乾燥しにくくする効果がある。詰め物をしなくても遮光されるため、鉢の温度が上がりすぎるのを防ぐことができる。


二年草(にねんそう)
タネまき後、1年以上経ってから開花結実し、2年以内に枯れて生涯を終える植物。カンパニュラやジキタリスなど。本来は2年草だが、品種改良により、1年かからずに開花するものもある。


根腐れ(ねぐされ)
植物の根が腐る現象のこと。根が機能しなくなり枯れてしまう。水のやりすぎや多湿、水はけの悪さ、病気、肥料のやりすぎなどが原因で起こる。

根鉢(ねばち)
ポットや鉢で栽培したとき、植物の根が回ってくると鉢の土ごと抜くことができる。その根と土のまとまりを根鉢と呼ぶ。


根巻き苗(ねまきなえ)
木を移植のため移動させる際に根を麻布や不織布で巻いた苗のこと。土つきのまま巻いてあったり、水ごけやピートモスを詰め物として使っている場合もある。麻布や不織布は取り除き、土であればそのまま、水ごけやピートモスであれば、丁寧に取り除いてから植えつける。

は行
発芽適温(はつがてきおん)
植物ごとにタネの発芽に適した温度がある。その温度を発芽適温と呼び、タネまき時期などの目安にする。発芽に失敗するよくある原因の1つに、発芽適温よりも高いまたは低い温度でのタネまきがある。

葉水(はみず)
植物の葉に水をかけること。霧吹きや散水ノズルの霧状にでるもので葉をまんべんなくぬらすことで、植物体の温度を下げたり、空中湿度を高める効果がある。水を嫌うハダニを防ぐ効果もある。

葉やけ(はやけ)
強い直射日光により、葉が部分的に白や茶色に変色すること。日陰で管理していたものを急に直射日光にさらすと起こりやすい。葉に残った水滴がレンズの役割をして葉が焼けることもある。

覆土(ふくど)
タネをまいた後に上からかける土のこと。土壌の乾燥を防ぐ効果がある。発芽に光が必要な好光性種子には覆土はしない。

不織布(ふしょくふ)
化学繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの。軽くて保温、保湿に優れ、適度に光を通すため植物の生育を妨げず、害虫の侵入も防ぐため、べたがけやトンネル栽培などに使用される。


ほふく性(ほふくせい)
植物の茎が上ではなく横に、地面を這うように伸びる性質のこと。代表的な植物に芝ザクラやシバ類があり、グラウンドカバー植物として利用される。


ま行
木本(もくほん)
樹木のこと。木部が発達し、地上部が多年にわたり生存し続ける植物。

元肥(もとごえ)
タネまきや移植の前にあらかじめ施しておく肥料のこと。植物の若い時期の生育を助け、苗の活着を促す働きがある。

や行
誘引(ゆういん)
植物の茎や枝を支柱やフェンス、ネットに紐などで結び付けて固定し、希望する場所に導くこと。つる性の植物や、果樹、花木を仕立てるときに行われる。

ら行
連作障害(れんさくしょうがい)
同じ場所で同じ植物や同じ科の植物を連続して栽培すると生育が悪くなることがある。特定の病害虫が増えたり、土壌の微量要素の偏りができることが主な原因。他の植物とローテーションしながら栽培し、連作を避けることが重要。

わ行
矮性(わいせい)
その種類の植物の一般的な大きさよりも草丈が低いまま成熟し花や実をつける性質。遺伝子の突然変異やホルモン異常などで生じる。

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